「愛なら、毎晩ティッシュにくるんで捨てている」-こんなキャッチコピーからどんな映画を連想するだろうか。セックス依存症の男を主人公にしたイギリス映画「SHAME-シェイム-」(スティーブ・マックイーン監督)の中身がスゴイのだ。中身はまさに恥ずかしいほど過激な性描写だらけ。
仕事をこなしているが、頭の中はセックスのことばかり。通勤電車の中で目の合った美女を誘ったり、家に帰ればコールガールを呼んで激しく絡み合う。
行きずりの女と暗い路地で一発なんて珍しくもない。シャワーを浴びながらオナニーにふけったり、トイレでマスターベーションまで。
男なしでは生きられない妹の、自由奔放で生き方がブランドンの生活をぶち壊していく。描写も徹底的にリアリズム重視。
それが災いして、各国で厳しい鑑賞制限がかかった。
同僚OLを部屋に引っ張りこみ、服を脱がせたら肝心のモノが役に“立たない”場面で、ブランドンは傷つく。有名俳優と同姓同名のアフリカ系英国人で、本作が2作目。
ひとクセ映画の出品で知られるヴェネチア国際映画祭で、主演のファスベンダーが主演男優賞を受賞した。米アカデミー賞ノミネートこそ逃がしたが、依然として話題作であることは間違いない。
「日本でも、映倫(映画倫理委員会)から、性器の露出画像を全面的に修整しないと日本での公開はR18+でも不可能と言われ、監督と協議が難航し、一時は公開不可能になりかけた」が3月10日公開予定となった。
芸術としての過激な性描写見てみるのもいい。
恋愛依存症の妹がどのようなセックスをするのか、それも楽しみだ。
映画「SHAME-シェイム-」のセックスシーン
最後までご覧いただきありがとうございます。
本記事に他の画像はありません「続きの画像はこちらから御覧ください」をクリックしても本記事に関する画像はありません。